2016年10月30日日曜日

現実

たとえば、悪いことをした人は、必死で逃亡する。長く逃げ続けていよいよ捕まると、どこかホッとするという。あるいは、体の不調を自覚しつつごまかしごまかし仕事や日常生活を続ける。あるとき倒れて入院するとベッドの上で、どこかホッとするという。
 
これらは極端な例だけど、人間には何かしら目を背けたい、受け入れたくない現実があるものだ。そうしたものをごまかしたり保留し続けたりするのも倒錯した欲望で、嘘に他ならないのだけど、その嘘にすがりたい、そうして一方で嘘にすがっている頼りなさを知っているからこそ、不安に襲われ続けるのだと思う。
 
冒頭の例のように強制的に嘘の幕ひきがされることがある。本当はもっとも自分が避けたかった状況に陥るということでもある。しかし、長らく嘘の不安に苛まれ疲弊した心は、現実を強制的に受け入れられされて、思いがけない安楽を得る。
 
現実を直視したとき、そこは真っ暗闇だ。真っ暗闇から逃げ続ける人間は、永遠に闇を抜けられない。夜明け前が最も暗い。真の闇に向き合ったものだけが、再び光を見ることができる。なあーんてねw

2016年10月4日火曜日

ずっとひとりでいると、いつか誰も好きにならなくなる:佐々木希

人を好きになる能力は大事にしよう 好きになった人とは仲良くなろう 仲良くなった人とは連絡を取り合おう by 喪女から喪女へ一言